新宿発の特急
つわずさひとり降りれば 木蓮のつぼみがほのかに
香りだす頃 お寺へ続く花はの列の
数の大人が ふるさとに尽くしたあなたを
痛む声です
驚かないでください
おとさたなしの私が来て
父は娘が苦手だった
娘は父を鬼と恐れた
愛など愚か卑もすなら
刃を胸に
息もできない親子でしたね
手を合わす安らかであれ
敗将だけは仕方ない
送らせてくれて ありがとう
投げは
土まで砕けた
負傷の子です 不幸はしても言えます
人としてはずべきことなど してはこないと
謝ったりはしません
あなたを恨むつもりもない
やっと家族が久しぶりに まさかの席で顔をそろえて
一言母が父さんの
お引き合わせと
そんな気もして
兄の目を見た
私またぶたれるでしょう
子供が一人
いる人と
入席の届け出しました
人間に人類があれば
鬼なら鬼のままでいい
次の世の父と子で 出会ってくれますか