閉ざした記憶
手繰り寄せた
忘れはしない
スカノマ
の
夢
痺れた羽を
指先へと
巻きつけながら
別れを惜しんだ
僕たちは蝉のように
七つの日数えたね
僕たちは蝉のように
尽きるまで何回
君の視線を
逸らしたくて
窓越しのまま
太陽へ向けた
僕たちは蝉のように
七つの日数えたね
僕たちは蝉のように
最後を知りながら
運
命が逆立ちしたら 生まれ変わ
れる日に
巡り合おうね
探し合おうね 必ず
また
どこかで
僕たちは蝉のように
七つの日
数えたね
僕たちは蝉のように
見つめ合いながら
僕たちは蝉のように
七つの日数えたね
僕たちは蝉のように
絶えるその
時まで
眠りについた
君の寝顔に そっと触れても 口づけしても