僕は描き上げる 一枚の絵歩いた道の地図を みんな描きこんでこの目に浮かんだ 人々の顔山も空も川も 白くぼかして最初にきっと 君の笑顔それから並んで走る 子供たちを昔の色の 古い景色から壊れそうになった 思い出を拾う僕は知ってる 僕の後ろでは雪が降る 雪が降る 音も立てず僕の思い出を 消してゆく僕の死ぬ前に一枚の絵白い絵の具で みんな塗りこんでしまい花びらにちぎって 風に飛ばそう思い出は雪になって 飛んでゆくから僕は知ってる僕の後ろでは 雪が降る 雪が降る音も立てずに僕の思い出を 消してゆく雪が降る いつも 雪が降る いつも音も立てずに僕の思い出を 消してゆく