ロキスタ駆け抜けた
いくつもの細い肩も
散々押さえだもんだけど
目じゃ見向きもしない時に
俺はといえば立ち込めた雲お土産
一枚くらいに今夜の
ネクラを探さなきゃ
乾いた風だけが俺を静かに包み
日ごと薄れてゆく記憶を
空に散らしてくれる
時には人と同じレールをなぞる真似事もしたが
気づいてみるといつも一人ひさまってどうもなまさ
遠くなる影を見つめながら
ゆっくり歩いてきたけど
このままじゃ
上のビルの隙間
忘れかけてた朝が
俺を信じてるけど
酔いをたよりに眠ろう
夜にただ行きざまにあなたの顔が浮かぶと
何も楽しいことはなかったなんて思いたくはないのさ
朝焼けの街を眺めながら立ち止まるひと時の中で
戸惑いが
そばにいてよ
何ひとつできないけど
そばにいてよ
ひとりぼっちじゃつらいよ
時計の針を見つめ
流れる時の中で
何も変わる思いが
風穴をなめてくれる
シワの溢れた顔は
笑う力をなくし
身体をこらごらに砕き震える手で埋めてゆく
遠くなる影を見つめながら
ゆっくり歩
いて
きたけど
終わりだろう
何ひとつできないけど
そばにいてよ
ひとりぼっちは嫌だよ
そばにいてよ
何ひとつしなくていいからさ
そばにいてよ