*・*・* 初音ミク
洗いざらしの日差しの中で
人の波にはぐれそうだ
おまえを見たよ
久しぶりだね どうしてた
楽しい顔で 悲しいことを
遠い海へ二人きりで
捨てに行ったんだ
最後だったね そう言えば
曲がりくねるな
長い道のりは
どこまでも続くのだろう
だけど霞むハイウェイの向こうで
夢が静かに立ち上がったよ
おまえは風
街を走り抜けて今
心は風
俺はわかってるよ
ガラスのフェンスにぶつかったとき
そっと抱いてやりたいけど
涙はひとりで乾かすもんさ
だから俺は声はかけない
おまえを見たよ
久しぶりだね どうしてた
人の波にはぐれそうだ
おまえを見たよ
時計の針をなくしたように
毎日違うやつに会って
おまえは風
おまえのことは忘れたはず涙にしてた
やっぱり俺は生まれたまんま
つつこいほど熱くなれる
自分でいれば笑ってられるそう思う
いつも空は長い
道のりのその先で待ってるだろう
もしも急なスロープで投げれば
夢が俺たちバカにするから
昨日の風
腕を振りほどけば今
明日の風
髪をなびかせるよ
地下から地上へ流れ出す人
おまえはもう見えないけど
言葉にならない輝きだけを
そうさまたこの瞬間から
おまえは風
心は風
おまえは風
心は風
おまえは風
おまえは風
風が振り注ぐこの人
おまえは風
bistro