の先まで
一筋に
愛したことが
邪魔ですか
持たれる背中の温かさ 他には何
も欲しくない
涙ちぎれて
傘花が
波にのま
れて
散る港
ただの一度も
振り向かず あの人乗せた
船が行く
幸せ探せと
おっきい手紙
断ち切るように なぜか言った
心の 傘花が
汽笛追いかけ
飛ぶ港
恨む言葉を
一生に
嘆
いても
未練募るだけ
死ぬまで待つのも
女だと
起きゆく鴨め
伝えてよ
白く
儚く
傘花が 夢を探して
舞う港
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