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小肉模様の 服を着て 陽だの朝市 歩きます
自分のために 花をかい 自分のために 抱えます
恋に別れた 女がひとり 耐えてる姿は 昔も今も 変わりません
母によく似た 姉さんかぶり 熱いおうじ茶 すすめます
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砂の色した 服を着て 九十九里浜 走ります
束ねた髪が 狂おしく 束ねた髪が 乱れます
恋に別れた 女がひとり 泣いてる姿は 昔も今も 変わりません
何も知らない 浜夕が 日暮れの海辺に 咲いてます
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心の中でひっそりと 心の中で祈ります
恋に別れた 女がひとり 佇む姿は 昔も今も 変わりません
木漏れ日揺れて見えるのは 涙がにじんでいるのです
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