赤い血の果てに
あなたの
知らない
愛があることを
教えたのは誰
風
のたよりなの
人の
噂なの
愛を知らない
で
いてくれた
ならば
私は今もあなたのそばで
命続くまで
夢見て
たのに
今は血の
果てに
愛を求めて
雨に誘
われて
消えてゆくあなた
来
る日も
来る日も
雨は降
り続く
お寺の
屋根にも
果てしない道にも
青空待たずに
花はしおれて
ひとつ
またひとつ
道に倒れてゆく
誰が誰が
雨を降らせるのよ
この空にいつまでもいつまでも
雨よ降る
ならば
思い出流すまで
涙の
ように
この大地に
ふれ
雨に誘われて
消えてゆくあなた