*・*・* 初音ミク
遠く遠く海へと下る
忍ぶ川のほとりを歩き
果ての町にたどり着く頃
空の色が悲しく見える
振り返る場所は
遥か遠く
遠くなる柔らかな胸に
抱かれてみたい
君を見ました
月見る花に
泣けてきました
青い月が旅路を照らし
長い影に孤独を悟る
人の夢は浮かんでおる
落ちてされど赤い日はまた昇る
泣きながら鳥はどこへ帰るだろう
飛び慣れた夜も
一人じゃつらい
君と寝ました
二人のままで
惚れていました
夏の空に流れる星は
騒ぐ胸をかすめて消えた
波の音に
悲しみを
君を知り
白い砂に
涙がにじめる
罪深き風が
肌を燃やす時
酔いながら人は
抱かれてみたい
君と寝ました
月夜のおかやで
濡れていました
揺れて見えます
今宵のお月は
泣けてきました
あなたの時代が
嬉しかった
私の物語
不思議な
死ぬ
隠して
泣きながら
新しい placenta