*・*・* 初音ミク
朝焼けはもういつの間にか
僕を置き去りにしたまま
また新しい今日が始まる
この部屋にはドアが見ず
いつかは閉まってしまうのに
僕はずっと迷い続けたまま
あの時に選ばなかったドア
その向こうには何があったのかな
そんなことを考えても仕方ないのに
受けた傷がまだ痛むんだ
アスファルトに雨が当たる
その匂いを嗅ぎたいけれど
窓を開けたら濡れてしまうから
僕はずっと眠っていたのに
そんな感じでまた僕は
外の世界を恐れてる
バカみたいだって笑われるかな
一人では選べない選択肢
なぜこんなにも溢れているのだろう
この瞬間に僕は
この部屋が埋め尽くされてしまう前に
息ができる今のうちに
僕はもう泣いた
あの時に選ばなかったドア
その向こうには何があったのかな
そんなことを考えても仕方ないのに
後悔しないことなどありはしないから
この先で出会う悲しみすべて
意味のあることだとは思わないけど
雨の日に傘をささず歩くくらいを
できるようになりたいと思うから
窓を開けて空を見上げた
*・*・* 初音ミク
朝焼けはもういつの間にか
眩しい青空になっていた
また新しい今日が始まる