雲をつくような
大きな男が たった一人
ひでりを投げきろう
絶える人々を 眺めている
お水を求め
天を仰ぐ
お前らの目は 腐れた孫かと
腰を上げ みるみる岩を 靴下色を引き始める
祈りの手を止め
男を見上げ
人々も動く
幾度せか流れ
山が形を変える頃
あれも潤す
川筋が一つ二つと流れていた
雲をつくような大きな男は
歌い出す
木々のささやき 石の言葉に耳を向けると
長きに渡って
夢地を辿った
人々は醒める
沈みゆく日が 大地を赤く染め上げ 暗息の夜と明日も
訪れを告ぐ 喜びにあふれ これを最後にするなと
残された時に 生き急ぐ
人々の影に迷いはない
時のさまに 過去を持たない 一人の男
雲をつく男
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