紫色した朝日の前の静けさ
窓が切り取る夜明けの街並みに
昨日までの疲れをあげかける
何も言わず瞼閉じて風を切ってる
時はまるで砂の迷路
さまようれさ
梢のざわめき光のかけら踊って
ペンを走らす誰かの眼差しに懐かしい人たちがよみがえる
何も言わず瞼閉じて
風を切ってる
時はまるで砂の迷路さまようれさ
遠
くで響いた汽笛が誘う面影
愛することはいつでも幻で傷をかわすことだけ上手くなる
何も言わず瞼閉じて風を切ってる
時はまるで砂の迷路さまようれさ
帆が降り
れば
かすかな星を求めて
行けるとこまで行くのが望みでもゆっくりと軽やかに歩きたい
何も言わず瞼閉じて
風を切ってる
時
はまるで砂の迷路
さまようれさ