*・*・* 山口 博
ここは四国の八十八か所
菜の花畑を行く人は 雪より白き巡礼姿
春にも染まらず ただただ白き 後ろ姿の人でした
あんたのひとり 旅する人か
お遍路姿の じいさんが聞く
アルミの水筒 飲めと進めて
私を 泣かせるのか
たまと思ったらしい
肩を並べて 歩き出したら
じいさんぽつりと 身の上ばなし
おととし 婆さん 亡くしたばかり
体半分 ちぎられたよう
おととし 婆さん 亡くしたばかり
ちがう 君たちの 腕端
Gudetama
あんたも 何かが きのう
思うことありますか
least
ここは五国の八十八か所
今日の分だけ 泣いてやりましょう
ここは津軽の下北半島
みぞれ混じりの雨降る道の 天津柱に花添えてある
がらんと白い浜辺では 赤赤潮たく人がいた
あんた 寒かろう ここであったまれ
浜辺 日をたく ばあさんが呼ぶ
白いおにぎり 食べろとすすめ
孫の明日 供養になるから
はせる日の子は 夕空に舞い
ばあさんぽつりと ひとりごとを言う
漁師のくせして バイクに乗るから
でもしょっこり 帰って
来るような気もする
じゅうれいか じゅうれいか
孫の名を呼ぶ 声ふるえてる
じゅうれいか じゅうれいか
今日の分だけ 泣いてやりましょう
またの世界 一つのうちに
栄えのあるò
生きるものだから
はるばるここま thé 94 0000 0000 0000 0000 0000 0000 ч
食てきてる
時々後ろを振り向けば 行きて帰らぬ人がいる
行きて帰らぬ人なのに 生きてた時よりそばにいる
宿の畳に 星座で座り 私も供養の手を合わせます
夢に出てきた おふくろは せっせと見知り 踏んでたら
のんびりしろよと 声かけたけど 死んでも働く母でし
今夜は冷えます 夢の中でも 夜なべの母よ 風ひかぬよう
ジュウウェイカー
ジュウウェイカー
生きてた時より 仲良くはだす
ジュウウェイカー
ジュウウェイカー
今日も呼ぶだけ 泣いてやりましょう
ジュウウェイカー
ジュウウェイカー
今日も呼ぶだけ 泣いてやりましょう
ジュウウェイカー
ジュウウェイカー
ジュウウェイカー
ジュウウェイカー
ジュウウェイカー
ジュウウェイカー
ご視聴ありがとうございました
ご視聴ありがとうございました